
2023年9月13日に選挙対策委員長として入閣した小渕優子(おぶちゆうこ)さん。
世間の期待が集まる中で「ドリル事件」が再度注目され始めています。
今回は小渕優子さんのドリル不祥事は誰が起こしたのかや、そもそもなぜ起こったのかについてまとめてみました。
こんな人におすすめ
- 小渕優子のドリル不祥事は誰が起こしたのか気になる
- ドリル優子事件がなぜ起こったのか知りたい
目次
【解説】小渕優子のドリル優子事件はなぜ起こった?

小渕優子さんのドリル優子事件はなぜ起きたのでしょうか。
大きな結末としては、小渕優子さんの事務所のパソコンが証拠隠滅のために電動ドリルで破壊されてしまったというものです。
2014年、関連政治団体の政治資金収支報告書に虚偽の記載内容があることが発覚し、家宅捜査がされるということになりました。
しかし、その家宅捜査が行われる中で、発見されたのが電動ドリルで破壊されてしまった事務所のパソコン。
「実は捜索前、関係者らしき人物から“事務所のパソコンに手が加えられている”という通報が特捜部に寄せられていました。急ぎ強制捜査に踏み切ったところ、押収した複数のハードディスクが、電動ドリルで穴をあけられていたことが分かったのです」(司法担当記者)
引用:デイリー新潮
事務所のパソコンということで、政治活動に関する様々なデータが詰まったものであったと推測されます。
小渕優子の政治資金の使い道
小渕優子さんの政治資金はどのように使われたのでしょうか。
政治資金の使い道
・東京・日本橋の明治座への支出で多額計上
・下仁田ネギを交際費として毎年約60万円分購入
・高級下着、化粧品、ベビー用品、ワインを政治資金で購入
・姉のブティックに3年間で約330万円を支出
小渕優子さんの政治資金の虚偽の記載は3億2000万円にものぼるとされています。
最初、使途不明の5000万円が発覚してから、芋づる式に資金の記載の不備が発見されたという経緯です。
さらに憶測ベースにはなりますが、10億円以上の裏金が流れていたのではないかといった話も政界では飛び交っているようです。
政界では、小渕事務所には10億円以上のウラ金が流れていたのではないか、といった臆測まで飛んでいる。
引用:日刊ゲンダイ
小渕優子は最終的に不起訴処分
小渕優子さん自身は政治資金の不正使用については十分に認知していないとしており、パソコンから情報収集ができなかったこともあってか、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。
つまりは、罪には問われなかったということです。
小渕氏については嫌疑不十分で不起訴処分にした。
引用:日本経済新聞
そして、小渕優子さん自身は、政治資金の虚偽記載について説明ができないということで、当時就任していた経済産業大臣を辞任することとなりました。

このように、世間に衝撃を与えた「ドリル事件」ですが、そんな不祥事を一体誰が起こしたのでしょうか。
小渕優子のドリル不祥事は誰が起こした?

ドリルでハードディスクを破壊するという不祥事を起こした張本人は一体誰なのでしょうか。
結論として、小渕優子さんのパソコンのハードディスクを壊した張本人が誰なのかははっきりとは明らかになっていません。
しかし、当時の不祥事で起訴されたのは秘書の2人であったとのこと。
園原敏彦裁判長は元秘書の前群馬県中之条町長、折田謙一郎被告(67)に禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)の有罪判決を言い渡した。
資金管理団体の元会計責任者、加辺守喜被告(62)は禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)とした。
引用:日本経済新聞
執行猶予付きではありますが、有罪判決を言い渡されています。
秘書の2人が政治資金の虚偽記入をしたことは明らかであり、家宅捜査が入るということで、当時事務所にいた秘書が証拠隠滅のためにハードディスクの破壊に至ったのではないでしょうか。
確かなことは不明ではありますが、秘書の2人がハードディスクのドリル破壊について何かしら知っているのではないかと考えられます。
ドリル優子事件に対する世間の反応

ドリルでハードディスクを破壊するという出来事によって、「ドリル優子」という名前まで付けられるほどの衝撃の不祥事で注目を浴びることとなった小渕優子さん。
当時の「ドリル事件」に対して、2023年現在における世間の反応はどのようなものなのでしょうか。
2023年現在になってもなお、政治資金の虚偽記入について疑問を感じている人は多いようです。
当時、具体的な説明をすることなく経済産業大臣を辞任したことに対して、説明責任を果たしてほしいという意見を持った方は一定数いることがわかります。
2023年9月13日からは選挙対策委員長に就任することになった小渕優子さんですが、今後当時のイメージを払拭することができるような活躍ぶりを期待したいですね。