事故・事件

ツールド北海道2023の事故原因は何?場所や運転手が通行止めを突破できたのはなぜなのか




ツールド北海道2023にて痛ましい死亡事故が発生しました。

大学生選手と対向車との正面衝突が起こったとのことですが、そもそもの事故原因は何なのでしょうか。

ここではツールド北海道2023での死亡事故の原因や事故発生場所、運転手がなぜ通行止めを突破できたのかについてまとめてみました。

こんな人におすすめ

  • ツールド北海道2023の事故原因は何なのか気になる
  • 事故発生場所や運転手が通行止めを突破できた理由が知りたい







ツールド北海道2023で五十嵐洸太が死亡|事故発生場所はどこ?

ツールド北海道2023で対向車と大学生選手が正面衝突するという事故が発生しました。

そして、中央大学の五十嵐洸太さんが死亡してしまったとのことです。

警察によりますと、五十嵐さんは頭や胸などを強く打ち、意識がない状態で病院に運ばれて手当てを受けていましたが、9日午前、亡くなりました。

引用:NHK

事故発生場所は北海道の上富良野町の山道で、カーブに差し掛かったところでした。

衝突した後の車を見てもフロントガラスの部分に大きな穴がいていることが確認できます。

生身の人間が当たったことでここまで大きな穴ができるということは相当なスピードであったことが伺えます。

競技での自転車のスピードは速くて時速40kmくらい、車も時速60kmほどは出ていたと考えるとおよそ時速100kmを超えるスピードで衝突した計算になります。

そんな痛ましい事故が起こってしまった原因は一体何なのでしょうか。

ツールド北海道2023での事故原因は何?

ツールド北海道2023でなぜこのような悲しい死亡事故が起こってしまったのでしょうか。

事故発生後の調査が浮かび上がってきた原因についてまとめてみました。

ツールド北海道2023の事故原因➀|交通規制の管理不足

ツールド北海道2023での事故原因の1つ目は「交通規制の管理不足」です。

事故が発生した当時、事故発生区間は車が通ることができないように運営団体が通行止めにしていたそうです。

運営団体が通行規制を管理していたため、警察側はこの区間は管理していなかったことになります。

交通規制するといった情報は事前に看板で告知していたとのこと。

しかし、車は実際にエリア内に存在し事故は発生してしまいました。

通行止めになっていたのにも関わらず、車がエリア内にいたということは運営団体が車を管理できていなかったことに原因があるといえるでしょう。

警備員は配置していたそうですが、人による管理だけでなく完全にバリケードなどで封鎖するなどの対策を取る必要があったのではないでしょうか。




ツールド北海道2023の事故原因➁|追い越す際の教育不足

ツールド北海道2023での事故発生原因の2つ目は「追い越す際の教育不足」です。

今回の死亡事故が発生したのは、五十嵐洸太さんが走行集団を後ろから追い抜くタイミングだったようです。

自転車競技はどうしても順位で勝敗を付けるものになるため、追い越す状況というのは当然ながら生まれます。

カーブでの追い越しは車体が膨れる可能性があるため、あらかじめ注意喚起をするなどして事前に対策を取る必要もあったのかもしれません。

もちろん、運営団体だけでなく選手自身も自身の安全のために注意すべきことではありますが、ルールを徹底することで事故は防ぐことができたのかもしれません。




運転手が通行止めを突破できたのはなぜ?

今回の事故で注目されるのは、そもそもなぜ車は交通規制をしている道路に侵入することができたのかという点です。

事故当初は車が侵入した経緯はわかっていませんでしたが、後の調査で事故の実態が明らかになってきました。

結論としては、交通規制をする前にレース観戦のため既にコース内に侵入していたためです。

流れとしては以下の通りです。

  • 車は観戦目的で規制時間前にコース内に侵入
  • 駐車場に停止して観戦
  • 先頭通過後規制解除前に移動して事故

規制時間前にコースに侵入し、その後規制解除前に移動してしまったがために今回の事故は発生してしまいました。

交通規制前に車が既に侵入していたというのは運営側も察知することができていなかったのでしょう。

もっと前もって規制をしたり、規制前には車の侵入がないか再度確認等することで防げた事故だったのかもしれません。

ツールド北海道は日本でも大きな自転車競技であり、競技を完全になくすというのは亡くなった五十嵐洸太さんの本望ではないでしょう。

二度とこのような事故が起きないように運営側は対策を講じながら競技を素晴らしいものにしてほしいと思います。



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