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東北新幹線でこぼれた薬品は何?持ち込みは可能?こぼした人物は硫酸を使う地質調査員だった




2023年10月9日正午頃に、東北新幹線にて薬品が漏れ6人が負傷する事故が発生。

電車内で薬品がこぼれるという実態や状況がつかめないだけあり、衝撃が走りました。

そこで今回は東北新幹線でこぼれた薬品は何なのかや、こぼした人物の詳細についてまとめてみました。

こんな人におすすめ

  • 東北新幹線でこぼれた薬品は何なのか気になる
  • 東北新幹線で薬品をこぼした人物が誰なのか知りたい







東北新幹線で薬品がこぼれ6人が負傷

2023年10月9日の正午頃、仙台駅に停車する東北新幹線にて薬品とみられる液体がこぼれる事故が発生しました。

当時入った通報内容としては「子どもが薬品に触れやけどをした」というもので既にけが人が出た後の通報であったと思われます。

5歳の男の子を含む乗客ら6人がやけどや煙を吸うなどして病院に運ばれました。全員、命に別状は無いということです。

引用:khb東日本放送

合計で6人が薬品により負傷してしまったとのこと。

他の乗客から液体が漏れていることを指摘され、薬品が入ったかばんをデッキに移動させましたが、通路にも薬品は広がってしまったそうです。

そんな列車の中で薬品が漏れるという過去の恐ろしい事故を想像してしまいますが、一体こぼれた薬品の正体は何なのでしょうか。




東北新幹線に持ち込まれた薬品は何?持ち込みは可能だったのか?

東北新幹線でこぼれた薬品の正体は一体何なのでしょうか。

結論として、東北新幹線でこぼれた薬品の正体は硫酸であるとされています。

「酸なんです、酸なんで大丈夫ですって言ってたのに、だんだん試薬の硫酸なんで大丈夫ですみたいになって、皆が大丈夫じゃないじゃんってなって」

引用:khb東日本放送

薬品をこぼしてしまった男性の発言から「硫酸」である可能性が高いと思われます。

硫酸の危険性については以下の通り。

硫酸の蒸気又はミストを繰り返し吸入すると、慢性の上気道炎又は気管支炎を起こし、歯牙酸食症で歯の表面が黒変することもある。 皮膚に触れた場合、強い脱水作用があり重症の薬傷を起こす。 眼に入った場合、結膜や角膜が激しく侵され、失明することがある。

引用:株式会社内藤商店

人体に触れるとかなりひどい怪我を負ってしまう危険な薬品であることがわかります。

しかし、同じ新幹線に乗っていた乗客によると、こぼした男性は「試薬の酸が爆発した」と言って謝っていたとのことです。

もしかすると、同じ硫酸でも何か加工がなされた硫酸だったのではないかとも考えられます。

さらに、そもそも新幹線に硫酸を持ち込みできたのかについてですが、新幹線への持ち込み物については以下のように公表されています。

危険品、刃物(※1)暖炉・コンロ、動物(※2)、死体、不潔なもの、臭気を発するもの、他のお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの、車内を破損するおそれのあるものなどは車内への持ち込みはできません。

引用:JR東日本

「臭気を発するもの、他のお客さまに危害を及ぼすおそれのあるもの、車内を破損するおそれのあるもの」に果たして硫酸が当てはまるのかについては今後の調査や法律の専門家の見解が必要かもしれません。

そんな硫酸とみられる薬品を持ち込みしたのはいったいどのような人物なのでしょうか。




東北新幹線で薬品を持ち込みしたのは誰?地質調査員だった?

東北新幹線で薬品をこぼしてしまった人物は一体誰なのかについて見ていきましょう。

東北新幹線で薬品をこぼした人物は地質調査会社に勤める東京都在住の40代の男性であったとのこと。

地質調査などを行う会社に勤務する東京都在住の40代の男性が、仕事で運んでいたとみられる薬品

引用:khb東日本放送

地質調査会社は土質や地質について調査し、土木建築や工事業者に助言や土地に関する資料の提供を行う会社です。

理系的な要素の多い仕事内容になるため、薬品を取り扱うこともあるのでしょう。

それを運搬するタイミングで漏れてしまったとのことです。

故意にこぼした訳でない可能性が高いですが、負傷者がいるということで男性が務める会社は何かしらの使用者責任問われる可能性もあるかもしれません。

今後のニュースなどの報道内容に注目です。



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